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ワイン×メモ:Les Yeux des Lapins 福島うまれ山梨育ちの希望のワイン

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2014年初ワインは先日、東京駅で行われた福島美味ストリートで買いました Les Yeux des Lapins。「福島うまれ、山梨そだち」という、バックストーリーのあるワインです。

もともとこのワインはいわき市遠野町に自生している山ぶどうとメルロー種の交配で作られたオリジナルの品種で、計画では遠野町に農業と観光を兼ねたワイナリーの新設にともない移植される予定でした。

しかしその後、東日本大震災が起こり、原発事故による放射性物質の影響が懸念されることから交配元の山梨県のワイン農園にそのまま「疎開」していたものがワインとなったものです。

完成したワインは被災した人たちに夢や希望を与えたいとの思いで「希望(ゆめ)のワイン『レ・ジュー・デ・ラパン』」と名付けた。「レ・ジュー・デ・ラパン」はフランス語で「ウサギのひとみ」の意味。山ブドウの香りと爽やかな酸味が特徴という。500ミリリットル入り1本3000円。このうち500円は医療機関への義援金となる。「疎開ブドウ」で赤ワイン いわきの遠野らぱん | 福島民報

お味はいかがでしょう。色合いはプルーンの深い濃紅色。酸味はほとんどなく、タンニンの感じも抑えられたあっさりとした味…と思っていると山ぶどうの風味がどこからともなく横蹴りを加えてくるという「面白い」後味をしています。

いや、本当に何かの間違いかと思って少し時間をおいてから飲んでみても感じるんですよね。このピューンとやってくる山ぶどうの風味。そのおかげで全体として優しい味になっていると思いますので、赤ワイン苦手な人の入門としても良いのではないでしょうか。

さて、こちらの Les Yeux des Lapins、手に入れようと思ってもなかなかネットでも売っているところは少ない、希少価値のあるワインになっています。

問い合わせは「遠野らぱん」tel 0246-89-3125か、ネットで売っている数少ない店を探して注文することになります。売上の一部は義援金にあてられるそうですので、復興支援と一つの話題にどうぞ。