すぐそこにある秘境、三宅島に船でゆく [PR] #tokyo #tokyoreporter #tamashima #miyakejima

この記事は、reviews(レビューズ)より依頼した企画です。

東京都には山も島もあるのはご存知だと思いますが、なかなかそうした「隠れた東京」を体験することはまれだと思います。アクセスのしかたがわかりにくかったり、どのような楽しみ方があるのかガイドブックが少なかったりするからです。

そうした隠れた魅力を発掘する、東京都「多摩・島しょ魅力発信事業」のレポーターとして、今回三宅島に派遣されましたので、いくつかの記事にわけて、この関東の目と鼻の先にある秘境についてご紹介したいと思います。

船でのアクセスは驚くほど気楽

三宅島は東京の都心からは南に175kmの距離にある、直径8kmの島です。さまざまな島がありますので距離感がつかめないかもしれませんが、大島の倍くらい、都心からみて静岡のちょっと先くらいの場所にあります。

三宅島に行くには調布飛行場から小型飛行機で1時間で飛ぶ方法と、今回私が体験したように船旅で6時間30分かけてゆく方法があります。

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東京の竹芝桟橋と三宅島を結んでいる定期運航船には客室がさまざまありますが、最も安い2等和室を利用する場合は約6160円、静岡までの新幹線の指定席よりも安いのです(原油価格調整で多少上下することもあります)。

船旅というと、船酔いが心配になったり、環境が悪くて心地よい旅ができないのではないかと不安になるかもしれませんが、それをすべて吹き飛ばしてくれるのが、2014年に就航した三代目「橘丸」です。

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鮮やかな黄色にオリーブ色のストライプを配したデザインはアンクルトリスで有名な故柳原良平氏(公式サイト)のデザインです。船好きでしられる柳原氏は、東海汽船の名誉船長として「橘丸」の命名とデザインを手がけ、船内の随所にイラストレーションを楽しむことができます。

そしてこの「橘丸」、新造船ということもあって環境もよいですし、船も大きいので揺れが小さいのが特徴です。

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「橘丸」は毎日、大門・浜松町駅から歩いて10分ほどの竹芝桟橋から夜に出港します。船のターミナルは飛行機とちょっと似ていて、乗客はいったん集合してから船に案内されますので、出港の30分前には到着しているのがよいでしょう。

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こちらが乗船のチケット。乗客名簿のかわりに、回収される右側の赤い部分には住所、連絡先などを記入する必要があります。これはカウンターで事前にすませておきましょう。また、とても重要なのですが乗船の際に残った方の半券も、下船の際に回収されますので、捨ててはいけません。

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こちらが2等和室。この仕切りに一人ずつが毛布をならべて休むことができるのですが、繁忙期でなければけっこう余裕があります。乗船したら、すぐに毛布を100円で貸し出してくれますので、仮眠をするために2-3枚借りておきましょう。

家族連れにもやさしい、船内の環境

「橘丸」には家族連れの旅行も楽にしてくれるさまざまな設備があります。特に素晴らしいと思ったのはこちらのキッズルーム。

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小さな子どもを船室でおとなしくさせておくのは難しいでしょうから、こうした部屋で周囲の人に迷惑になることを気にせずに遊ばせることができるのはとても助かります。

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船のなかは上下移動が大変ですが、「橘丸」にはエレベーターも完備されていますので、揺れていて階段をつかうのが不安な子供連れのひと、お年寄りのかた、荷物があるかたはこちらを利用すると安全です。

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出港から1時間ほどは食堂が営業をしています。カレー、うどん、ラーメンなど、たいていのものは揃っていますし、つまみも用意がありますので、お腹を満たしてから一眠りというのでもよいでしょう。

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竹芝桟橋を出港するとすぐにレインボーブリッジを通過し、美しい東京湾の夜景を楽しむことができます。東京湾から浦賀水道では船はゆっくりと進みますので、乗り物にとても敏感で船酔いの心配があるというひとはここで早めに眠ってしまうことをおすすめします。

朝5時の到着。移動手段はあらかじめ確保しておこう

三宅島への到着は出港から6時間ほど、朝の5時頃になります。飛行機や鉄道と違って、ここで面白いのがその日の天候や波の高さによって、到着する港が異なるという点です。

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たとえば今回、私は島の東の三池港に到着しましたが、出発は西側の錆ヶ浜港になりました。どこに船が到着するかは、1-2時間前にアナウンスがあるのと、東海汽船のホームページなどで確認することができます(画像は三宅島観光マップから一部抜粋して作成。

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11月のこの日は朝5時だとまだまっくらです。しかし、その日にとまる予定の旅館に事前に連絡をしておきましたので、旅館の車が迎えに来てくださっています。釣りに行く人々はすばやく目的地にむけて行動していたひともいるようですが、観光目当てのひとはいったん宿の休息部屋などで夜が明けるまで休むのもよいでしょう。

三宅島から竹芝桟橋への帰り便は昼出発

三宅島から竹芝桟橋への運行は、予定通りならば昼の13:35出発、竹芝には19:45に到着します。こちらも、出港がどの港になるかはあらかじめわかりませんので、10時から11時ほどに東海汽船のホームページをチェックするか、宿に確認を取ることが必要です。

宿のかたは慣れていますので、どの港から出港する場合、何時までに車で移動する必要があるか教えてくださいます。相談して、あらかじめ車の手配をしておきましょう。

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船での移動はたしかに少し大変なのですが、そのかわりに船中泊をすることで次の日はフルに一日行動することができます。たとえば金曜日の夜に出発して、土曜日をまるごと使って遊んでから、日曜日の昼に出発して夜に帰るという行動のしかたもあるわけです。

ただし、船は天候次第で三宅島に到着しても着岸ができないことも、途中で引き返すということもあります。それが島旅、そして船旅のイレギュラーで面白い点でもあるのですが、そうしたときのために、島からの出発が遅れてしまっても大丈夫なように予定を組んでおきましょう。また、もし天候不順などで船が欠航した場合には、30日以内に払い戻しが可能ですが、代わりの船はもう一度予約し直さなければいけない点はご注意ください。

週末でも楽しめる三宅島のまわりかたは?

さて、船での行き帰りについてまとめたところで、実際にはどれくらい自由時間があるのでしょうか。

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朝5時についてすぐにフルパワーで活動できるというかたもいると思いますが、レンタカーを借りたり、ちょっと休憩したりといった時間差を考慮すると、一泊予定で到着日にゆっくりと観光をして、次の日は軽く散策できる場所を選んでおくという2段階がよさそうです。

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たとえば、ひょうたん山や、新澪池の跡地など、三宅島の荒々しい噴火と溶岩のあとをたどってゆくジオスポット巡りは半日があればかなりを回ることができます。

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それぞれのスポットにはこのような看板があり、その場所での噴火活動の歴史や、地質学的な面白さについて詳しく読むことができます。これが本当に島中にあるので、今回の旅でも20箇所ほどの看板をまわったと思うのですが、おそらくは全部はみていません。詳しくはぜひ、三宅島観光協会が提供している「ジテンシャ&ジオトレッキングマップ」を御覧ください。

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海岸沿いの景色がきれいなサタドー岬と伊豆岬の二つの灯台を回るのもよいでしょう。この二つの灯台は島の正反対にあって、朝の光と夕方の光の両方で美しく映える撮影ポイントです。

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午後にゆっくりと散策をする場所としては、バードウォッチングの名所である大路池と、アカコッコ館がおすすめです。アカコッコ館では係のひとがていねいに島の自然についてかいせつをしてくださいますので、そうした予備知識をむねに池の周囲をまわるとまた見方がかわります。

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おそらく、この二つで到着した日は十分にたのしめるでしょう。

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次の日、船が出発するまでは一箇所に集中して散策することで時間を有効に使えます。朝のバスを使い、昼のバスを利用すれば出港までにもうひとつ観光をいれることは余裕でできます。たとえば錆ヶ浜海岸にあるメガネ岩を見てから…。

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そのまま火山体験遊歩道をゆっくりまわるので約2時間といったところです。

どの港から船が出港するのかを念頭に、賢く回ってみましょう。

さて、以降の記事ではもっと詳しく三宅島のおすすめスポットを紹介していきます。三宅島は、その場にいて初めて感じ取ることができる、説明しづらい見どころが数多くあります。これからの記事では、そうした言葉にしにくい三宅島の魅力を伝えてみたいと思います。

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この記事は東京都「多摩・島しょ魅力発信事業」・「Tokyo Reporter 島旅&山旅」リポーターとして招待をうけて書かれています

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