カナダで最も標高の高いスターバックス、バンフ・ゴンドラ店

かつて私は、カナダでもっとも標高の高いスターバックスで暖かいコーヒーを飲んでいたことがありました。 場所はアルバータ州の観光名所の町であるバンフ。その山のうえにいくためのゴンドラ駅に、そのスターバックスはあります。標高1583m。ピンと来ないかもしれませんが、由布岳の頂上にスターバックスが開店していると考えれば、ちょうど同じ高さになります。 こちらがそのゴンドラ駅。ここからバンフの街にそびえるサルファー山(Sulphur Mountain)の頂上へと向かうことができます。…

英語メモ:恵まれた社会の不満、First World Problemの面白さ

「携帯の電波が弱い」「駐車場の空きスペースが入り口から遠い」「スターバックスのラテが薄い」 本人にとっては確かに小さなイライラを引き起こす出来事なのでしょうけれども、ちょっと引いて見てみるとつまらない日常の不満というものがあります。ひょっとしてそれ、First World Problem では? ここでいう First World は「先進国」を意味していて、恵まれた先進国の人々が感じる不満のことをからかっていう言葉が First World Problem…

2000個の玉を使って音楽を奏でるWintergatan Marble Machine(メイキング動画あり)

ハンドクランクを回すと、弾み車が勢い良く回転をはじめ、その動力が次々に鉄球をもちあげてあらかじめ設計されたタイミングで音階とパーカッションを鳴り響かせてゆく。バンドWintergatanのMartin Molin氏が制作したMarble Machineは、見ているだけで目に喜びを与えてくれる芸術作品です。 [youtube https://www.youtube.com/watch?v=IvUU8joBb1Q&w=640&h=360]…

邦訳と英訳との2重の読みから、自分だけの作品世界を体験する

読書は、読んでいるテクストに対して心を開き、書き手の意図を汲み取りつつも豊かな解釈に開かれた、自分だけの「読み」を楽しむところに深い喜びがあります。しかしそのテクストが信頼おけない際、私たちはなにを読んでいるのか焦点を合わせることができない危機に陥ります。 海外文学を読んでいるとよくそうした瞬間があり、先日も一例に出会ったので紹介したいと思います。先日他界したウンベルト・エーコの小説、「フーコーの振り子」の77章の末尾を読んでいたときのことです。…

スター・ウォーズ「帝国のマーチ」を長調にすると一気に暗黒さが消える

スター・ウォーズを代表する曲は複数ありますが、メインテーマ以外ならば「帝国のマーチ」が当然挙がるはずです。 「帝国のマーチ」、正式には「インペリアル・マーチ」あるいは「ダース・ベイダーのテーマ」と呼ばれるこの曲は、旧三部作の至る所でつかわれた以外に、エピソード1-3においても帝国の気配を暗示させる場所ではそのモチーフが必ず用いられています。…

なぜ勝間和代プロはゲームカフェ「ウィンウィン」をプロデュースしたか?

勝間和代さんといえば、著作家、経済評論家として著名なかたですが、最近の肩書には新たに「プロ」がついています。なんのプロかというと、最高位戦日本プロ麻雀協会のプロ試験に合格した、プロ雀士なのです。 著作や評論の「表」の顔でご存知のかたは、Facebookなどで見ることができる勝間和代さんのもう一つの顔をぜひ知ってほしいのですが、麻雀であれ、自転車、バイク、料理など、好きなものは徹底的に攻める「ガチ」な人として、実に楽しそうなのですよこれが。…

外国文学の名作を20分で読める分量で届けるSerial Reader

ありとあらゆる割り込みや、別の誘惑がある忙しい世の中にあって、座って読書をする習慣を身につけるのはなかなか難しいことかもしれません。いわんや、それが19世紀頃に書かれた英文学の名作ともなると、好きな人でもなければついていけません。 iOSのアプリ、Serial…

重要なことについて考える時、どんな問いを立てているのか?について

いつも考える糧を与えてくれる有名な著者のセス・ゴディンから、禅問答が一つ届いています。 重要なことについて、ちゃんと考えているかどうかがとても大事ならば、もっとも重要な質問とはなんなのか? いきなり頭が混乱しそうですが、「重要なこと」は「どんな仕事をしよう」や「この人生の決断をどうしようか」といった実際的なことで大丈夫です。 セス・ゴディンがきいているのは、「何が重要であるかをちゃんと決めているか?」という質問になります。…

8冊目:「ワインバーグの文章読本」ジェラルド・M・ワインバーグ著

「考える技術・書く技術」と聞いてバーバラ・ミントと答えるか、板坂元と答えるかでまったく違う流派に属するように、知的生産や文章作法の流儀にもさまざまあります。 この手の本を好物にしている私が隠れて楽しんでいるのが、日本における知的生産のノウハウと、欧米のそれとを比較することです。なぜなら、文章を書いたり、創作をしたりといった行為は同じでも、アプローチが、ツールがまったく異なることがままあるからです。…